ニキビ(尋常性ざ瘡)の直接的な原因は、皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりです。過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、ニキビの元となるニキビ菌は増殖していき、症状を悪化させます。とても頻度が高く悩んでいる患者様も多い疾患です。
大人のニキビは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。
ニキビの治療にあたっては、ニキビの種類と重症度を判断し、外用薬(抗生物質の外用、イオウ製剤など)、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)等のなかから選択します。
ニキビができると気分的にもすぐれず、日常生活に影響してきます。また、ニキビのケアが不十分だと「ニキビ痕」が残ってしまうこともあります。
ニキビ症状が現れたら、放置せずに当院をはじめとする皮膚科医にご相談なさることをおススメします。
美容効果を求める方は、注射・点滴の方法もお試しください。
http://www.emiclinic.com/service/jihibiyou/
漢方的な考え
肌は内臓の鏡と言われています。内臓の中で「湿」や「熱」が籠っていることや、胃腸の調子が乱れている場合にはニキビの発生や悪化につながります。
個人の体質に合わせて、清熱解毒や健脾祛湿、活血化瘀という方法で治していきます。