頭痛というと「片頭痛」「頭痛もち」など慢性頭痛をイメージしますが、頭痛にもいろいろな種類があります。
大きく分けると、生体反応としての頭痛、脳や全身の病気が原因の頭痛(症候性頭痛)、頭痛もちの頭痛(慢性頭痛)とがあります。
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など、いわゆる頭痛もちの頭痛です。一口に慢性頭痛といってもその種類ごとに痛み方などにも差異があり、そのタイプにあった対処が必要です。

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「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」は冷えが原因となって起こる頭痛には身体を温め、冷えからくる頭痛に効果を発揮

「桂枝人参湯は胃もたれや胃腸炎、悪心などの胃腸障害を伴う頭痛に効果的で、身体が冷えることで痛みが強くなるような方におすすめです。お腹の冷えを和らげ胃腸を整える働きがあり、胃腸の調子がよくなることで頭痛症状の改善に効果を発揮してくれます。頭痛の他にも、動悸や下痢、倦怠感などの症状が出る場合にも効果的です。

イライラや高血圧からくる慢性頭痛要注意

「釣藤散」は、慢性頭痛に効果的な漢方薬といわれ、肩こりや高血圧、神経症などを伴う頭痛に対して処方されます。特に、慢性的なイライラからくる頭痛や肩から首にかけての痛みがある頭痛に効果的であるといわれています。高血圧傾向を持つ方には著効します。