脂質異常症の発症には、過食、運動不足、肥満、喫煙、アルコールの飲みすぎ、ストレスなどが関係しているといわれています。特に、お腹の中に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の方はLDLコレステロールや中性脂肪が多くなり、HDLコレステロールが少なくなりやすい傾向があります。
また、遺伝的な要因によって起こる「家族性高コレステロール血症」と呼ばれているものもあります。このタイプは、遺伝性ではないタイプのものに比べてLDLコレステロール値が著しく高く、動脈硬化が進行しやすいことが知られています。親や祖父母、兄弟など血のつながったご家族に脂質異常症や55歳未満(男性の場合)または65歳未満(女性の場合)で心筋梗塞を起こした方がいる場合、家族性高コレステロール血症の可能性が高いため、まず、ご自身のLDLコレステロール値を確認してみましょう。
院内迅速検査で悪玉コレステロール値、総コレステロール値、中性脂肪値が分かります。
コレステロール値を下げる薬の副作用が心配な方には、ぜひ漢方をお試しください。
一例として、こんな人に漢方おすすめ!
・体力があり、暑がりの人
・便秘がちで代謝があまり良くない人
漢方にはそれぞれ、適応証(その漢方に合った体質)というものが存在します。
防風通聖散の場合は、「実証(体力が充実していて壮健)」「熱証(暑がり・のぼせ)」「湿証(水分が停滞している)」の人に向いているとされています。